元添乗員が案内する夏旅行(食事深堀り編)

夏の旅行

普段からいつでも「何食べよう」と思って生きている私ですが、旅行は特に「何食べよう!?」と力が入ります。そんな旅行の中でも重要な位置を占める「食」について、もう少し話してみたいと思います。

「名物」と「地元飯」は違う!?

旅行で食事と言えば「名物料理」。ただし同時に「名物にうまいものなし」という言葉もあり、食べてから「ん?」と思うこともしばしば。
「名物料理」と「地元飯」はなんか、違うんですよね…
私はいつもどのようにして「美味しいものを探しているのか」。
添乗員時代はメインとして「乗務員さんにおすすめのものを聞く」という事をしていました。
やはり旅先で一緒になって仲良くなった人の情報は信頼も置けます。ただしそこで聞けるのは「地元飯」なので、名物料理とは少し異なることもありましたが…
私の中で分類されているのは
〇名物料理→かしこまった場で食べれられる料理が多い印象
〈例〉皿鉢料理(高知)、卓袱料理(長崎)、ふぐ料理(山口県)
〇地元飯→地元の人が日常的に食べている(ランチなど)料理
〈例〉ジンギスカン(北海道)、冷やしラーメン(山形)、お好み焼き(広島)、もんじゃ焼き(東京)
これは私の偏見なので、実際に色々調べてみると「名産と特産の違い」に似ているかな、と思います。以下、「全国観光特産士会」の記載を載せます。
名産品→その地域の産品であることが全国的にも良く知られているもの
特産品ある特定の国や地域で産出されたもの
この「全国的」にも、というのが「名物」の所以なのかなと思います。

どうやって美味しいものを見つける?

最近SNSのお陰で全国の美味しいものの情報をすぐに手に入れることができます。
ただ、その情報もかなり多く、「どれが正しいの?」と迷う方も多いと思います。
事前の「美味しい情報」はSNSでの予習がよいと思いますが、やはりその情報を「確実」にするのは皆さん自身だと思います。
確定させる方法は「現地での情報収集」です。主な情報源として
・現地ホテルのフロントで聞く
・旅行先を地元(実家や、出身地である)としている知り合いに確認する
・現地の観光案内所で聞く
・現地ツアーに参加などした際にガイドさんに聞いてみる
SNSは書いた方の「主観」が入っているので、それとご自身の主観が一致していれば何よりですが、それが合っていなければ「…あれ?」となる可能性もあり。
より多くの情報を確保して、その中で自分が「美味しそう…!」「これはいいかも…!」と感じたものに飛びついてみてください。
最後は自分自身の「勘」です!

あまり美味しいものじゃなかったなあ、の時

初めて行く場所がほとんどの事が多いのが旅行。
頑張って色んなSNSを見て下調べをして、現地で色んな人に話を聞いて行ってやっと辿り着いた食事場所で食べてみて「…あれ?」と思うこともあるでしょう。
すべての食事が「100%当たりだった」ということがある人、尊敬します!
私はそれなりに「自分の好みに合わなかったな…」と思う「現地ご飯」に遭遇しています。旅行業をやっていた時は多い時は年間150~200日添乗に出ていたので結構現地で色んなものを食べさせてもらったりしていました。勉強の為、自分でもちろん食べにも行きました。
でも、「ぶっちゃけ、そんな美味しくなかった…(あっ、言っちゃった)」と思うことも。そんな時はどうやって士気(旅行を楽しもう!という)を上げていくか。
①「2案」を用意してそこに食べに行く(軽食系)
食事箇所でどれだけの量を食べているかにもよりますが、「うーん」な時は正に「口直し」と称してもう1か所「キープ案件(他の食事をできるところ)」を見つけておいて、そこに食べに行く。
「いや、もう食べれない…」という時は軽食系で食べれそうなところに行く。など、その前の食事をリカバーできるところへ行く。
②美味しいスイーツを食べに行く
「ご飯」がダメならスイーツの美味しいところで「美味しいものの上書き」を。最近のスイーツはボリュームがしっかりしていることも多いので、満足感もあってその前の「うーん」な食事の上書きが可能になるかと思います。
③ひとり反省会を開く(旅仲間がいれば仲間とも)
「なんでこんな合わないところを選んでしまったんだ…!」と思ってしまうかもしれませんが、これも一つの運。「じゃあ、何が合わなかったのか」と自分で振り返ってみては。「(店の)こういうところが合わなかったから、次の場所はこうやって選ぼう」と前向きに考えることで「よし、次はこうやって…!」と次の楽しみに向けてワクワクできると思います。

いちばん大事なのはどうやってマイナスな状況を「自分のご機嫌取り」をすることができるか、と考えます。大げさかもしれませんが、楽しい思い出を沢山残すことが旅行の「楽しい思い出」をたくさん作ることに繋がると思います。

こんなに食事に関して熱く語れるのはやはり「食事は人が生きていくためには必要な事」だからだと私自身が強く感じているからです。
人生で食事ができる回数は限られています。なので、その貴重な時間は美味しいものを食べていきましょう!😊

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